ユーマちゃんのブログ

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なぜ日本は留学生に多額の奨学金を出すのか。

大学教育の話は長らく色んな議論が交わされて来ました。今回はその本当に末端の部分の話です。テーマは「なぜ日本政府は留学生に対して多額の給付型奨学金を与えるか」です。

 

といっても、深く議論するつもりはなく、ろくに文献を調べてるわけではありません。世の中に出回っては誤解について少し実情を知ってる自分から物申したいだけです。

 

実際、世の中にはこの制度について批判する人が結構見受けられます。特に通常の奨学金制度がニュースなどで槍玉に挙げられた時、それと同時に「なぜ日本政府は日本人学生に優遇しないで、中国や韓国の学生に給付型奨学金を与えているのか。」という意見を唱える方が結構沢山いたように感じます。

 

例えばこういうサイトがあります。

http://allsundaysmoon.tumblr.com/post/167009580140/大多数の日本国民は知らない-中国人韓国人留学生が大学に留学する場合/amp

 

ここに書かれている金額や用途については概ね正しいはずです。日本に来る留学生は月に約15万の給付型奨学金と、授業料免除などの優遇があります。年に380万円という書き方はおかしいので、基本的に月15万+学費タダだと思えば良いです。

これを日本人学生に言うと当然「えーくそ良いやん」と羨ましがられます。もち、私も最初は驚きました。普通に考えて、月15万もただでくれるんだったら超羨ましい。

 

ところが、実際はそこまで夢物語でありません。結論を先に言って仕舞えば、「留学生に対して月15万円以上を支給するのは不当ではない」です。

 

今回は京大で同じクラスの中国人留学生とインドネシア留学生に話を聞きました。ですから、話の中心は京大であり、京都です。では本題。

 

 

 

☆留学生に立ちはだかる「壁」☆

留学生が日本の大学で勉強する際にぶつからざるを得ない問題を一般的なものから箇条書き並べてみました。

 

・家賃

・生活費(食費・光熱費・日常生活・衣服・交通費など)

・設備費(冷蔵庫など)

・教科書代

・レート

・働き口

 

大体日本における平均的な大学生の支出が9万超です。今日は家賃が結構高めなので、10万弱ぐらいですかね?娯楽費等を加味しても、普通に暮らしていれば月三万円くらいは絶対に残るはずです。

 

これにバイトや仕送りを含めたら十二分な生活が送れるじゃないか、と思われるかもしれません。しかし、問題は最後の2つ、レートと働き口です。

 

まずレートですが、これは仕送りでの生活が難しい理由だと思います。勿論貧しい家庭出身の学生も当然いるので、彼らは当然です。が、ここではそういう意味ではありません。

例えば、インドネシアにおいては働いて月15万稼げたら十分なんだそうです。実際インドネシアの友人は、父親の給料と奨学金の額が同じくらいだと言ってました。したがって、貧富の問題もに関わらず、実家からの仕送りはあまり意味をなさない(というか不可能に近いのでは?)ということがわかります。

ですから、日本側から円で奨学金を支給することは非常に合理的と言えます。

 

次に働き口の話です。容易に操作がつくと思いますが、バイトを見つけるのが非常に大変です。まず、京都は学生で溢れているので、たとえある程度日本語ができても店側は結構な確率で留学生のバイトを拒みます。友人も日本語がめちゃめちゃ得意ですが、何度も断られています。

また、そもそも留学生達にバイトをするような暇があるとは思えません。日本のダラけた大学生とは違い、彼らは必死に勉強をこなす人が殆どです。(じゃない人もいるのでそれは追記に書きました)

逆に言えば、奨学金を充分に与えないことは、留学生にただでさえ採用が難しいアルバイトに従事させ、さらに肝心の勉強時間を削ることになりかねません。

 

 このように留学生が日本でできることと日本人が日本でできることとは大きな違いがあるわけです。端的に言うと、レート(仕送りの問題)やバイトの問題は、留学生がこれ以上収入を得ることを難しくしているのです。

 

そう考えると、不測の事態に備えて月3万円超の余剰が溜められるくらいが、留学生が余計な心配をせず勉強するのには丁度良いのではないでしょうか。これが私が出した答えです。みなさんはどう考えますでしょうか。

 

 

 

追記: もちろん、留学生の中にもサボりまくってる人はいますし、認識はしてます。しかし、この奨学金は、必死に勉強する多くの留学生が余計な心配なく勉強に集中できるように整えられているのです。したがって、「下を見て上を下げる」、つまり怠惰な留学生を見て制度を変え、結果として勤勉な留学生が苦労する、という結果だけは避けるべきだと思います。

 

だったら何か基準を設けるのはどうか。例えば成績が悪かったら奨学金を打ち切るのはどうか、と思われるかもしれません。(ちなみに大学生だと支給は4年間がマックスなので、留年したら余計に貰えるということはないはずです)

その辺は、議論の余地があると思います。どちらにせよ実態調査してからの話だと思います。

 

 

僕が付き合ってる留学生達はとても大学や日本社会にとって有益な人材だと感じているので、そういう目線からこの記事を書きました。この記事は夜中に書いたので、所々文が汚いです。少し直しましたが。

 

 

以上です。