ユーマちゃんのブログ

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【3】五浪【一浪期】

晴れが結構長い間つづいたので、もう雨は降らないのかと油断してましたが、空梅雨と言われてもやっぱり梅雨だけあって、7月になってから不快指数ガン上がりですね。俺は元気です。デニムのパンツにカビもはやしていません。

 

こんにちは。たけです。

 

今回はデニムのパンツにカビを生やしてしまった一浪の頃の話を書きます。

デニムにカビが生えたことについては、ただの現象であり、特別のストーリーや盛り上がりもなく、「俺が部屋の中でデニムに生えたカビと出逢った」という事実それ以上でも以下でもありません。ただ放置してたら生えてた。それだけ。誰にも迷惑かけてない。引かれる筋合いもない。

 

前回の記事の通り、高校でそれほど勉強していなかったバカが、急に勉強漬けの毎日に放り込まれました。

北九州に本校舎を置く予備校の寮に入ったのですが、そこは寮が「監獄」と呼ばれるほど寮生を規則でガチガチにする所で、平均1日10時間は勉強させられていました。

 

寮の規則の中でも特にキツかったのは、携帯、スマホなど指定電子機器類の持ち込み禁止や、門限の18:00に1秒でも遅れようもんなら即一時退寮となり帰らされる、というものなどでした。夜遅くまで勉強させられる (23時10分まで強制自習、23時30分に完全消灯) うえに、朝も早くから起こされ (7時半くらい?が起床時間) ました。

 

基本的に、内容は別にして長時間勉強する人が正義、勉強時間短い人は白い目で見られる傾向がありました。起床時間は7時半なのに、やる気あるなら6時半には起きて、エントランスの広間まで出てきて勉強すべき、みたいな空気。これが厳しい規則より何より一番嫌だった。しっかり流されて勉強してましたが。

 

自宅生でもやる人は10時間よりもっとやるでしょうが、その寮にはあまり勉強が好きではなかったり、得意ではないという人も多かったので、それだけ勉強させるのにチューター方や寮長は苦労されていたと思います。

 

高校時代あれほど勉強とは縁遠かった自分が、急にそんなスパルタな予備校に入ってやっていけるのかと、入学前は不安にもなりました。

しかし、本気で勉強をし始めてから、新しい知識が増えること、問題を解けるようになることの楽しさに気づきました。

4月の終わりごろには勉強が楽しくなってきたので、気分が良い日は15時間ほど通しで勉強してもそれほど苦ではありませんでした。それでも勉強''時間''至上主義にはかなり疲れましたが…。

成績の伸び方については、ありがたいことにやった分だけ素直に伸びてくれました。詳しくは後述。

 

 

しかし、勉強漬けの毎日は早くも終わりを迎えてしまいます。

 

その寮の近所にある河原では毎年花火大会が開かれているのですが、その花火大会がその校舎では一大イベントとなっており、その日ばかりは寮生がこぞって自習を休んで花火を見に出かけていました。

高校を卒業したとはいえ思春期もまだ抜けず、モラトリアム真っ只中の男子にとって、当然onagoはそのイベントを盛り上げる重要なファクターであり、寮生、自宅生ともに男子はみな花火大会前になるとそわそわし始め、異界の存在であるonagoとやらと花火を見る、いや、花火を見ることを理由にonagoと2人で河原を歩くことに執念を燃やしていました。

自分も例にもれず、なんでもないフリをしながらも当時仲のよかった女子勢の動向を血眼で観察していました。

周囲の男子が女子を誘って散ったり咲いたりしている中、一番仲の良かった女子 (以下、Y) から誘いを受け、クールにOKした私は無事、花火大会にonagoと行けるという社会的ステータスと優越感を手にし、勉強への集中力をみごとに失いました。

 

あ、デニムのパンツにカビが生えたのもこの頃でした。梅雨って怖い。

 

花火大会で親睦を深めた私とYは8月上旬から付き合い始めました。そこからは、周りの痛い視線に屈することなくずっと彼女とイチャイチャしていました。

男子寮という猿山で本当に猿と化した人間は群れからはじかれてしまうのが道理で、一部からは本気で反感を買っていましたが、「構わん俺は彼女といる」という男らしさから勉強そっちのけでデートしてました。今の自分でもそうしただろうと思うので、たぶん死なないと治らない系のやつです。

 

結局そんなに勉強ばっかりでもない1年になり、成績もけっこう伸びましたがなんか中途半端でした。センター試験は900点換算で200点くらいの伸びでしたし、前期で京大工学部地球工、後期で京都工業繊維大学(学部学科は忘れた)を受けましたが両方落ちました。

 

世間体もあるので落ちた時は2日間ほど人並みに落ち込んだフリをしていましたが、内心では次の年の楽しい寮生活や更なる学力向上に思いを致してワクワクしていました。

 

一方Yは無事に前期試験で合格を貰って旅立っていきました。

 

そう、受験期カップル、女は受かって男は落ちる。

 

間違っても浪人中に駿台で彼女探しなどするべきではないし、もし予備校内でカップルを見つけたら妬むことなく彼氏の冥福を祈りましょう。こちらから願うまでもなく無事3月には爆発します。

 

もしそのまま関係が続いたもしても、彼氏が合格する前に絶対別れます。絶対。例外はありません。あるとしたら変態同士のカップルなので気をつけましょう。目が合うと襲ってきます。

 

こんな感じで一浪期は終わりました。

 

勉強面では、「数学は勉強時間に比例して伸びる」「英語は根気よく勉強してたらある日急に伸びる」「理科系はある程度まで(センター8割程度)はすぐ伸びるけどそこから大変。」ということを実感しました。

あと地理は10月からしっかりやればなんとかなる。一浪期はやらなかったので伸びませんでしたが。

 

以上です。

次は二浪期について書きます。